都民共済担保でローンは組めない?共済システムと借金の関係

保険会社のローンというのを、聞いたことがあるでしょうか。保険をかけている会社から、自分が支払った保険料を担保に、お金を借りるという方法があります。特に、民間の終身型生命保険などにご加入の方は、ご存知かと思います。終身型生命保険には、貯蓄にも用いられるタイプのものがありますが、こうした保険は、いざという時の借金の担保となるのです。

担保となるものがあるため、こうした保険会社のローンは低金利の場合が多いですが、それは背景に、個人が資金を積み上げて保険とする、というシステムがあるからです。都民共済でも、同じように借金をできると思っている方がいらっしゃいますが、都民共済には、この制度が適用されていません。要するに、都民共済を担保としては、ローンは組めないのです。これは、「共済」というシステムに起因します。

どういうことかをご説明します。共済というのは、お互いに支え合い、助け合うということを意味しています。この共済保険という種類の保険は、みんなで少しずつお金を出し合っているという感覚で捉えてください。お金を出し合って、その時々で困った人を、そのお金で助けているのです。ですから、この都民共済という保険においては、民間の保険会社で見られるように、自分だけの蓄えとして、保険金をかけていくことができません。そのため、担保となり得る元手が存在しないことになるのです。

もちろん、保険ですから、自分が必要なときには、お金を受け取ることができます。けれども、それはローンという形ではなく、もらうという形でなければなりません。共済システムを使ってローンを組むことは、できないのです。

最初からローンの保険に使う可能性がある方は、民間の生命保険をご利用になったほうが良いでしょう。借金に否定的な方は、共済を意図して選ぶのも良いでしょう。ただ、保険は本来、ローンのためのものではありませんから、いざという時に必要なお金を引き出すことが目的なのであれば、投資や貯蓄といった形で持っていたほうが良いと思います。

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